ひらがなは何歳からどのように教えれば良いのか?
幼児期にひらがな学習といった知識を詰め込むことは悪いことなのか?
子供のひらがな練習について悩んだことはありませんか?
ひらがなの読み書きができることは、目に見える結果で現れるため、
「3歳でひらがなの読み書きができる」
「2歳でひらがなが読めるようになった」
といった話を聞くと、「あれ?うちの子遅れている?」と親として焦ったなんてことも。
では、いつまでにひらがなの読み書きができれば良いのか?
「ひらがな」の読み書きは、小学校に入学する前にマスターしましょう。
なぜか?
文字をたくさん楽しんだ上で小学校に入学すると、先生言うことも教科書の内容もとてもよく分かるので、どんどん勉強好きになっていきます。
引用:はせがわ わか(2018)頭のいい子にする最高の育て方 192
では、いつやるのか?
文字に興味を持った時がチャンスです。
幼児期に文字を教えることについては、今でも賛否両論あります。
でも実際、子どもは文字に対してある時期からとても興味を持ちますので、その時に親がちゃんと教えてあげると、子どもはあっという間にひらがなを覚えてしまいます。
ひらがなを覚えてしまった子どもは親の上手な働きかけによって、これまたある時期から本を一人読みすることに夢中になります。
引用:はせがわ わか(2018)頭のいい子にする最高の育て方 192
伝えたいこと
小学校入学までに「ひらがな」を習得するために、
- どうやって子供に文字に興味を持たせれば良いか
- どうやって子供にひらがなを教えると良いのか
といったステップを踏んだひらがな学習法ついてご紹介します。
こんな人にオススメ
本記事は、これから「ひらがな」を子供に教える方に向けて書いています。
経験談
わが子は3歳5ヶ月の男女の双子です。
娘は3歳になる少し前には、ひらがな46音が読めるようになりました。
息子は3歳2ヶ月頃にひらがな46音が読めるようになりました。
現在は、書きの練習をしています。
大事なこと
兄弟や他の子と比べることはやめましょう!
ひらがな読み書きの習熟度には個人差があるからです。
文字に興味をもち始める時期は個人差がありますが、小学校2年生くらいになると、読み書きの習熟度の個人差は解消されるという研究結果があるそうです。
大切なのは、文字に親しめる環境を整えておき、興味をもったときに取り組めるようにしてあげることです。
引用:ひらがなの教え方のコツ|ベネッセ教育情報サイト
データで見るひらがな学習
ここでは、子供を持つ保護者の方がいつ頃からひらがな学習をはじめたのか、どう教えているのかといった一般論をご紹介します。
「えっ、4歳になるとひらがな練習するのが一般的なの?うちの子大丈夫かしら?」
と焦らせることを目的にはしていません。
次章で、わが家での取り組んだ、ひらがなに興味を持たせる方法、ひらがなの教え方をご紹介します。
その前に、一般的に紹介されている方法をお伝えして、その上でわが家の取り組みと比較して頂いて「あっこの方法使えるかも!」といったことを感じてもらうことが目的です。
みんなは何歳からひらがなを教えているの?
データの引用:ひらがなは何歳から??先輩ママさんに聞いてみました!|ベネッセ教育情報サイト
4歳でひらがな練習をはじめる方が最も多かったです。
単語や短い文章を読ませたり、親と一緒に鉛筆を持ってひらがなを書いたりといった始め方をされているようです。
子供にひらがなをどうやって教えている?
ひらがなを教える方法、ポイントって色々と紹介されていますね。
わが子に合う方法、合わない方法があると思います。
短期間でひらがなを覚えてしまうといったことは稀なので、ゆっくりと時間をかけて子供にひらがなを教えていくことになります。
「なんでわかないの!」とイライラせず、子供のペースに合わせましょう。
繰り返しながら覚えるものです。
【ひらがなの教え方】
- 分からない言葉を書いても意味がないので、「読み」から教える
- 興味を持った文字から練習させても良い
- ひらがなを見つけるゲームをするなど、生活の中でひらがなに触れさせる
- ひらがな学習の知育玩具を活用する
- 市販のワークブック、ドリルや通信教育教材を活用する
- 文字を書けるようにするために、ドリルなどを活用し運筆練習をする=筆圧強化
- 絵本の読み聞かせを行う
- ひらがなシートをお風呂場やリビングに貼って教える など
【ひらがなを教える時のポイント】
- 習熟度には個人差があると理解すること
- 他の子と比較しないこと
- 子供がひらがなに興味を持ったタイミングが教え時。なので、親が焦らないこと
- 親がイライラしたり、無理やり教えたりしないこと。勉強嫌いになっては元も子もなし!
- できた時は子供を褒める!やる気は大切です
- ひらがな練習を楽しむために、遊びを取り入れる
- 書き順が違う、はみ出さないと指摘ばかりして、子供のやる気を損なわないこと など
3歳で「ひらがな」が読めるようになった方法
冒頭でもご紹介した通り、双子のわが子は、娘が3歳になる前に、息子は3歳2ヶ月で「ひらがな」46音が読めるようになりました。
本章では、ひらがなの読み練習の方法を段階別でご紹介します。
ひらがな練習に使った知育玩具や教材の一部です。効果があったものもあわせてご紹介します。
【ステップ1】ひらがなに興味を持たせる
ひらがなを教えるためには、子供がひらがなに興味を持っている必要があります。
そのために、子供が自宅でひらがなを目にする環境を作ることをオススメします。
わが家では、子供が2歳0ヶ月の時、ひらがなに興味を持たせるところから始めました。
子供が2歳0ヶ月の時にわが家でやったことです。
- ひらがなシートをリビングとお風呂に貼る
- 公文式のひらがなカードを子供に渡す
- ひらがなの絵本を子供に渡す
- ひらがなが書かれた積み木を渡す
具体的に購入したものは以下をご参照下さい。
具体的な取り組み
毎日ひらがな練習をすることはしません。
基本的に子供がひらがなを見ていたら、側に行って話かけることをします。
徐々にひらがなに興味を示した段階で、リビングやお風呂に貼ったひらがなシートを使って「これは、"ま"だよ。ママの"ま"だね」なんて教えていきました。
2歳6ヶ月頃には、「ここにも"ま"があるよ」と同じひらがなを見つける遊びをはじめるようになりました。
わが子が最初に覚えたひらがなは「ま」です。
子供からも「これは何」と聞いてくるようになりました。
個人差、男女差あります
娘は、ひらがなに興味を持つのも早く、ひらがなをすぐに覚えていきました。
息子はなかなか興味を示しませんでした。
双子にも個人差がありました。
焦らず、急かさず、イライラせずに子供に教えてあげましょう。
ひらがなに興味を示さない時は、キャラクターの力を借りよう!
娘がひらがなを覚えようとしていく中、息子はそれほど「ひらがな」に興味を持たずといった状況でした。
息子が好きな恐竜のひらがな絵本、アンパンマンのひらがなDVDを渡してみました。
好きなキャラクターの力は強いです。
息子も徐々に興味を持ち出し、ひらがなで遊ぶようになりました。
運筆トレーニングはやった方が良い
運筆とは、絵や文字を書く時の鉛筆、筆の使い方のことです。
幼児にとっては、思い通りに線を書くのは難しいことです。
思い通りにスラスラと線を書くことができる運筆力が後々、ひらがなの書き練習をする際に必要になります。
運筆力を鍛えるには時間がかかりますので、ひらがなの読み練習を始めたなら、運筆トレーニングもスタートとすると良いでしょう。
わが家でも子供が2歳0ヶ月の時に書店でワークブックを購入しました。
迷路や点つなぎといったことから始めました。
【ステップ2】子供が自らひらがなを学べる環境を作る
ひらがなに興味を持ち出したら、子供にひらがなを教えてあげましょう。
ステップ1でご紹介したものを活用して子供にひらがなを教えてあげるのも良いでしょう。
ただ、子供が勉強嫌いにならないように注意が必要です。
親が一生懸命になりすぎて子供のペースを無視しないように。
子供が楽しめているか確認しながら進めると良いでしょう。
なので、子供が自分のペースで自らひらがな学習ができるような教材もオススメです。
わが家では、子供が2歳6ヶ月の時に以下のものを購入しました。
これらの知育玩具は、子供が自分でタッチしたりボタンを押しながらひらがな学習できるものです。
子供がやる気になった時に、おもちゃ箱から取ってきては、遊んでいました。
その他にも、受講していた「こどもちゃれんじ ほっぷ」から送られてくる知育玩具もひらがな学習には効果的でした。
大好きなアンパンマン、しまじろうでひらがな学習ができたので、子供のやる気も続きました。
【ステップ3】ひらがなを読んでみよう
覚えたひらがなを使って絵本を読んでみましょう。
子供も「私、ひらがな読める!」と自信がつきます。
はじめは簡単な絵本からスタートすると良いです。
わが家では、ノンタンシリーズなど簡単な絵本を使っています。
学習習慣を身につけるチャンス
ひらがなに興味を持ったならば、あわせて毎日少しで良いで、勉強する時間を作ると良いと思います。
ひらがなの練習をすることにチャレンジし出した時は、学習習慣を身に着ける一つのチャンスです。
自ら学習する習慣を持つ子は、力をどんどんとつけていきます。
高学年になって学習の難易度が上がってきたとき、実際に伸びるのは「自ら机に向かう」ことができる子だそう。
引用:あと伸びにつながる「学習習慣」――自ら机に向かう子の親がしている5つのこと
幼児期は子供が学習習慣をつけるチャンスなんです。
幼児期の学習習慣は、子どもの人生を通じて大きな影響を及ぼします。人によっては一番力を発揮する時期は違い、この時期を過ぎてもいくらでも巻き返す人はおられますが、勉強嫌いな子どもでもこの時期に学習習慣を身につけてやることは、どの時期よりもたやすいのです。
引用:ムーギー・キム/ミセス・パンプキン(2018)一流の育て 231
わが家では、2歳0ヶ月から学習用プリントに取り組み出しました。
子供が3歳になる頃には、子供から「今日プリントやっていないよ」「プリントやろうよ!」と言ってくれるようになりました。
今では、寝る前にプリントをやらないと寝てくれないほど。
最後に
ひらがな練習する時期ですが、子供が4歳の時に始める家庭が多いようです。
しかし、ひらがなへの興味、習熟度には個人差が大きいです。
決して、子供に無理にひらがなを教えてはいけません。
まずは、子供がひらがに興味を持つようにしてあげてください。
ひらがなを教える時期は、子供がひらがに興味を持った時です。
ひらがなに興味を示さない場合は、子供の好きなキャラクターや知育玩具などを活用しても良いでしょう。
小学校に入学する前を一つの目標に、ひらがな練習を進めていくことをオススメします。